本匠地域には13社のお宮があり、その13社のお宮にお仕えしている宮司さんの本務社がここ「保食神社」です。
毎月1日、15日にはこの「保食神社」を皮切りに月次祭(つきなみのまつり)が行われています。
夏祭りには珍しい茅の輪くぐり、秋祭りにはお神楽の奉納もあり、両日共に沢山の参拝者が集まります。
祭 神:保食神(うけもちのかみ)五穀食物家畜等司る神
産土大神(うぶすなのおおかみ)土地司る神
菅公霊神(すがこうれいしん)智学司る神
創紀年月:寛治元年(1084年)六月
合 祀:鵜戸大神/鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)鵜戸神社の祭神
大山祗大神(おおやまつみのみこと)山の神、農漁村でも信仰された豊穣を約束する生産の神としての御神徳から
摂 社:石槌神社
由 緒:祭神は保食神/うけもちのかみ (倉稲魂神/うかのみたまのかみ)と菅公霊神(火雷天神)である。もっとも昭和二年四月、郷社昇格にさいして社殿を改築、波寄地域の小祠を合祀した。(むかしは荒瀬に若宮、上原に天神・蛭子・山ノ神、原に天神、おと様=佐伯惟治の霊などがあった。)しかし、同神社由緒は次のように伝えている。
創祀の年代を咩らかにせずと雖も、往古海部郡佐伯荘中野邑の霊峰伊勢嶽の頂上、巨石の上に影向(神仏の来現)の奇瑞あり、茲に保食神を奏祀し、人皇第七十三第堀河天皇の寛治元年(1087)六月、神勅により社殿を伊勢嶽の南麓上原の地に創建、五穀の神として崇めたり。大神姓佐伯氏、佐伯荘を領するにおよび、代々当社を崇敬し、次いで毛利氏、佐伯藩主となるや、祈雨の社としてしばしば家臣を代参せしめたと伝える(要略)これはおそらく郷社昇格の資料として記述された文書であろうが、この神社の創建時代には牛王宮(または牛王大明神)と称された時代もあったようだ。
神社の背後にそびえる山が伊勢嶽である。その峰のひときわ高い樹木の茂ったところに、摂社石鎚神社がある。(本匠村史より)
また、本匠村史の鵜戸神社の記述には
「鵜戸大神(鸕が草葺不合尊/うがやふきあえずのみこと ほか八柱の神)・大山づみ大神(おおやまつみのみこと)
創祀の年代は詳らかではないが、慶長年間と伝えられ、そのころの石祠を寛政5年(1793)木造の社殿に改築したという。当時風戸山は数十戸からなる山村集落であったので、村の鎮守「権現」として盛大に祭られていたようである。」とあります。
【関連する動画】
「保食神社・山部地域の天神社・樫峰地域の天神社」
https://www.youtube.com/watch?v=Qgol-E4C4QY
佐伯のオススメスポットの動画が盛りだくさん
YouTubeのページはコチラ「おこしくださいき」
https://www.youtube.com/channel/UC6NhhWv0X6S2iXMajGflUbQ/videos
基本情報
〒876-0205大分県佐伯市本匠大字波寄2582