アサギマダラの休息地

年に2回訪れる「アサギマダラ」の群れは 大分県の県南地域では佐伯市米水津（よのうづ）と蒲江、県北では日出町の山田湧水あたり、国東の姫島で見ることができます。

春は、涼しい地を求め北上。5月の束の間、佐伯市米水津の「空の公園」に咲くスナビキソウの花の蜜を求め、しばし栄養補給・・・

秋は、10月になると暖かい地を求め南下。このときは、フジバカマの花の蜜を求めて降り立ちます。

佐伯では米水津の「空の公園」と蒲江の「たかひら展望公園」に飛来し、11月末頃まで見ることができます。※時期や気候などの諸条件により見られない場合がございます。

アサギマダラ

2021年 5月10日 撮影

2021年 5月14日 撮影

2000kmもの長旅をする渡り蝶は、生態にも謎が多いそうです。時期や植物の状況に柔軟に対応し、台風を活用したり雨が降る前に一気に移動したりと、自然環境を察知し渡りをします。アサギマダラに出会うには、私たちも天候を読まなくては見逃してしまうかも。

長旅途中のひとよこい。そっと木陰から見て、驚かせないようにしましょう。

米水津アサギマダラの会

佐伯市米水津では、米水津アサギマダラの会（会長：金田幸松さん）が中心となって、空の公園にアサギマダラが好む花を植えています。

〈見ごろ〉

5月の晴天時・10月の晴天時

〈花〉

5月：スナビキソウ・シナワスレナグサ / 10月：フジバカマ

〔飛来情報〕

2021年 5月10日 → 米水津 空の公園に約30匹を確認

2019年5月31日 → 米水津 空の公園に100匹以上が飛来中