佐伯市宇目にある「北川ダム」では渇水期になると水面が下がり、湖底に沈んでいた橋が再び顔をのぞかせます。
宇目にはそんな幻の橋が3ヶ所あります。
●湖底に沈んだ石造アーチ橋「田代橋」
昭和37年北川ダムの建設によって水没した、幻のアーチ橋と言われている。 湖の影響で水量の少ない時期だけ、水面から顔を出すが、渇水期のみ姿を現す石橋として有名である。
田代橋は沈み橋のため、崩落が始まっていたが、平成13年、(社)大分県建設協会宇目分会7社が、無報酬で修復工事を決定し、3月起工、渇水期の期間限定の中、工事を完成させた。
■明治41年架橋/佐伯市宇目大字小野市田代 国道326号よりそば
■場所/道の駅宇目から国道326号を大分方面に進み右折し入りこんだ処大字南田原の交差点から左折し1kmほどです。
■橋長 38.0m、橋幅4.9m、径間20.0m、環厚70cm
■種類 単一アーチ式 石工は、吉野村(現大分市)の池田庄三郎氏と海辺村(現臼杵市)の平川千代蔵氏です。壁石の積み方は、他の布積みの石橋とやや異なる積み方になっています。左岸の道路脇に記念碑があります。
●湖底に沈んだ「時間橋」
■場所/道の駅うめから唄げんか橋を過ぎすぐ右折、三国街道沿いの「宇目陶芸工房」を過ぎしばらくすると右手に現存する「時間橋」があります。 そのすぐ下に昔の「時間橋」があります。(道の駅うめから車で約10分・3km)
●湖底に沈んだ「夏木橋」
■場所/唄げんか大橋から中岳川の上流1.5kmの所に「時間橋」があり、そこから上流0.8km真弓川との吐合少し上流に夏木橋があります。
★「旧 時間橋」について 柳瀬地区にある時間橋のすぐ下には「湖底に沈んだ時間橋」が眠っています。 水面がかなりさがらないと見れない幻の橋です。 過去、平成23年には50年ぶりに姿を現しました。 2018年1月現在、ダムの水量が減少したため、もう少しで顔をのぞかせそうです。
お問い合わせ先
宇目振興局 地域振興課 TEL:0972-25-4111佐伯市観光案内所 TEL: 0972-23-3400