神の井 大入島
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神話と椿の里 -大入島
神の井
佐伯湾に浮かぶ大入島(おおにゅうじま)の北端近くに位置する日向泊に、「神の井」はあります。神武天皇が、東征の途中に立ち寄ったと伝えられる佐伯市大入島の日向泊。波打ち際までわずか数メートルの距離にもかかわらず、今でも清水が湧く「神の井」があります。
神武天皇東征のみぎり、大入島の日向泊に立ち寄り、島に水がないことに心痛され弓矢で海岸を掘ると、この清水が湧き出したという故事が伝えられています。
昭和63年に、大分県の「豊の国名水」のひとつに選定されました。現在は、飲用水としては利用できません。
日向泊 神の井公園・天神社(てんじんしゃ)
「神の井」の左手の鳥居をくぐり石段を登ると、ニニギノ命を祀った「天神社」があります。神武天皇東征のみぎり、この岬に登られ、豊後水道の波が静まるのを待って出航したと伝えられています。
このとき、浦人たちが御船を見送ったときに焚いた火明かりが、現在の「大入島トンド火まつり」の起こりともいわれています。
神話の島、大入島
大入島はひょうたん型をしており、佐伯港から約700mの近さにあります。朝7時台から日暮れまで、1時間に1便ほど往復する定期船で手軽に渡れます。周囲は約17km。平坦な道のりはサイクリングに最適。2時間もあれば、気ままな散策を楽しむこともできます。
基本情報
神の井 データ:○ 所在地: 大分県佐伯市大字日向泊
○ 豊の国名水15選
現在は飲用不可となっています。